新型コロナワクチン【アナフィラキシー2例目】実は、想定を超える事態
-【本当のところどうなの?】新型コロナウイルスワクチン- ≪ その5 ≫
想定外の「2例目」発生
厚生労働省は2021年3月6日付けで「新型コロナワクチン副反応疑い報告」を公表しました。内容は「2例目」のアナフィラキシー報告です。
(出典:厚生労働省 新型コロナワクチン接種後にアナフィラキシーとして報告された事例の一覧)
先行接種の医療従事者4万6469人の1回目からです。
日本政府は100万人あたり5人のアナフィラキシー副反応を想定しています。今回の先行接種人数で計算すると「0.23人」です。2回目の接種を待たずして、約8.6倍の結果になっています。
米医学誌『サイエンス』では米国で接種した約61万人から、10人のアナフィラキシー副反応があったと報告しています。その率から計算しても「0.76人」で、やはり1人未満です。
数字で示さず「これまでの治験等での報告でも頻度は低いが同様の報告がある」として、静観する構えです。
現時点でマスメディアも、この事実を報道しようとしません。
「【本当のところどうなの?】新型コロナウイルスワクチン- ≪ その2 ≫」でも指摘したように、副反応は2回目の接種の方が1回目よりも多く出ます。
想定外の事態ですから、現時点で一旦停止して、許認可を与えた厚生労働省が評価をするべきです。再開するならば、その評価内容を国民に知らせた上で行う。そうしなければ、ワクチン肯定派も否定派も納得できないでしょう。
先行接種は「国内治験」の意味合いを兼ねるとして強行するのであれば、現状を広く公開して2回目に臨んでもらうのが本来の姿ではないでしょうか。
死亡が「評価不能」
もうひとつ指摘しなくてはなりません。国内1例目の、くも膜下出血による死亡です。接種後の3日目に死亡しており、公式発表は「因果関係は評価不能」です。
(出典:厚生労働省)
「くも膜下出血が増加するとの知見は報告されていない」がその理由で、偶発の可能性があるとしています。
「【本当のところどうなの?】新型コロナウイルスワクチン- ≪ その1 ≫」で詳しく述べたので記しませんが、真に警戒すべきはⅡ〜Ⅳ型アレルギーです。通常のワクチン開発で絶対に行う中長期の治験を、まったくしていません。Ⅰ型アレルギーしか実験をしていないのです。
「治験をしていないのでわかりません」と言わなければならないのを、「評価不能」「偶発性」などと誤魔化すから信頼を失うのです。
PCR陽性は計上し、ワクチンはしない危うさ
PCR検査の問題は一旦置くとして、死亡時にPCR検査で陽性ならば、くも膜下出血だろうが、末期がんでも死因に「新型コロナウイルス」と記載しています。WHO発、厚生労働省経由で通達されているからです。既に超過死亡が混ざっている状態です。
一方で、ワクチンは計上しない。どちらかに基準を合わせなければ、なぜワクチンを接種するのかの計算ができなくなります。
このまま全国の医療従事者、そして高齢者に展開するのを許してもよいのでしょうか。
しかし、政府もマスメディアも沈黙を守ったままです。恐ろしい事態であると、最上級の厳しさで指摘しておきます。
『介護評論』